メッセージ

特定非営利活動法人あい理事長の吉川です。
私があいを立ち上げた想い、運営にあたっての考え方をまとめてあります。ぜひご一読ください。

‘ 理事長メッセージ ’

私が初めて障がいを持つ人と関わったのは、小学校4年生から6年生まで同じクラスだったO君でした。彼は知的障がいでした。

毎日学校が終わると、O君のお母さんが迎えに来るまで二人で校門の前で待っていたり、授業中、急に立ち上がり教室を出て行くO君を追いかけ、グランドを一緒に走り回ったり・・・。
私だけではなく、クラスみんなでO君を気にかけ、お世話をしたことを覚えています。

おそらくそうした体験が影響したのでしょう、小学校の卒業アルバムに書いた将来の夢は「養護学校の先生になること」でした。

特定非営利活動法人あいが目指しているのは「子ども達が自宅に帰っても困らない」ための「本格的な療育」の実践です。

療育内容が子ども一人一人の実生活に直結したものでなければ意味はありません。
その為に様々な分野で臨床経験を積み重ねてきた専門職を配置しました。
保育・介護・リハビリ・医療・学校教育・心理の専門スタッフがチームとなって「360度の方向から」子ども達やそのご家族のそばで、一緒に考えていける「もう一つの家」となるように、丁寧に毎日を積み重ねて参ります。
さらに、地域で暮らす一員として「誰もが集える居場所づくり」「一人だけれど、独りではない空間づくり」の実現を目指していきます。